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2014年08月05日

春の煩雑  岬 奈未

 二年生に進級したときから、酷く閉鎖的なクラスだと感じていた。前年度のクラスや部活のグループで固まり、他のグループとの交流は浅い。十七歳という年齢にしては異質への許容範囲が狭く、自分たちの肌に合わない者はそれとなく隅に追いやろうとする。
 居心地はあまり良くなかった。ただ、同じクラスには翔子がいたから、まさかユキミに被害が及ぶことになるとは思ってもみなかった。
 自分の席に座って本を読むユキミの前には、なぜか一人のクラスメイトがいる。閉鎖的なクラスのひずみが押し寄せるかのように、矢口実桜はやって来て、さほど仲良くもないユキミに話しかけた。
「カレーを嫌いな人なんていない」

「ふーん」
「みんなでキャンプとか遠足に行って、作るとしたらカレーでしょ。あれは作るのが簡単ってだけじゃなくて、食べられない人がいないからって理由もあるんだよ」
「へえ」
「でも、嫌いじゃないけど好きでもないって人はいるよね。ユキミちゃんは?」
「ふつう」
「そっか……」
「…………」
「…………」
 ユキミは読んでいた本のページをめくった。新しいページの一行目から読み始めたが、頭の中で内容がつながらない。仕方なく前のページに戻って、読み返す。会話に神経を割きながら問題なく文章を読めるほど、ユキミは器用ではない。
「あれって不思議だと思わない?」
「何が?」
「だから、カレー。嫌いな人がいないの」
「うん、思う」
「…………」
「…………」
 いい加減な返答をしたが、万人に好かれている食べ物などあるはずがない。ユキミはそう考える。そして、意識は目で追っている文章からそれている。自分の集中力のなさを苦々しく思いながら、ユキミはまた数行前に戻った。
「ほんと、見たことないよね。カレーが嫌いな人なんて……」
「あるけど」
 文章を追いながら答えたせいで、つい口を滑らせた。しまったと思ったときにはもう遅かった。ここでの肯定は、次の質問につながる。
「あるの?」
「……うん」
「だったら先に言ってよ。どんな人なの?」
「まあ」
「…………」
「…………」
 さすがに今のは悪かったかもしれないと思い、ユキミはちらりと実桜の顔を見た。目があった彼女は、割れたガラスのように切なげで、それを見たユキミまでなんだか傷ついたような気になった。
 ユキミは、ここで何も見なかったことにしてしまえるほど薄情ではない。先ほどまでの態度を詫びるかのように、慌てて取り繕う。
「キャンプに行ったんだけどね、小学校のとき。クラスみんなでカレーを作って、一人だけ食べられなくて大変そうだった」
「えー、それってかなりかわいそう」
「そうだね。学校行事なのに、少数派に対する配慮が欠けてたんだ」
「あれ、あたしたち、そんなにまじめな話してたの?」
「…………」
「…………」
 じゃあどうしてしつこくカレーの話題を振ってきたのだと、ユキミは思う。
 決定的に何かが噛み合っていなかった。実桜と話していると、ユキミはまるで、歩調も歩幅も違う相手と二人三脚をしているような気分になる。
「えっと、少数派? じゃあ、小学校だったら、辛口食べたい人も少なかったよね」
「うん」
「あたしは甘口しか食べれない。ユキミちゃんは?」
「どれでも」
「おお、好みの幅が広い。もしかして、嫌いな食べ物がなかったりする?」
「まあ」
「ユキミちゃん、えらーい。あたしなんて、好き嫌いばっかだよ。さかなとかー、ブロッコリーとか、あとトマトもダメ。なんか子どもみたいだねって、いつも言われる」
「ふーん」
「でも、なんかわかるな。ユキミちゃんて、大人っぽいイメージだもん」
「そう」
「休みの日とか、お化粧してそうだよね。いいなあ。きれいな服とか着たら、絶対似合うよ」
「そうかな」
「そうだよ。駅前に、おしゃれなお店あるじゃない?」
「さあ」
「えー、知らないの? もったいなーい。ちょっと高いけど、あそこならユキミちゃんっぽい服がいっぱいあると思うの」
「ふーん」
 へえ。そう。ふーん。まあ。そうだね。
 二人での会話を終わらせるピリオドのような言葉を、ユキミはたくさん持っていた。そして、それらを多用しているのに、実桜の話はとどまるところを知らない。むしろ坂道を転がるように加速して、思いもよらない方向に飛んでいく。
 気のない相槌を打ちながら、ユキミは助けを求めるように、翔子の姿を探した。視線を彷徨わせるまでもなく、翔子はいつも通り、斜め前の離れた席に座って音楽を聴いていた。この距離で、イヤホンをつけているのだから、ユキミの窮状に気づく余地などないだろう。
 休み時間が終わるころには、ユキミはすっかり疲れ果てていた。授業と授業の間の空白を、実りのない言葉で塗り潰すような行為は、耐え難い苦痛をもたらすのだ。
 体育のときの決まったペアと、夜遅くても気兼ねなく宿題の範囲を聞けるクラスメイト。学内における人とのかかわりは、それだけで十分だった。
 またね、という不吉な言葉を残し、実桜は自分の席に戻っていく。
 結局一ページも進まなかった新書本に栞をはさみながら、次の休み時間も潰れるんだろうな、とユキミは気が滅入るような一時間後を思ってため息をついた。

 この日最後の授業が終わると、ユキミは早々に帰り支度を済ませて、このクラスで唯一友達と呼べるかもしれない人に声をかけた。
「翔子、今日一緒に帰っていい?」
 翔子は意外そうな顔をしたけれど、迷惑だと思っているような様子はなかった。
「いいよ」
 翔子がカバンに教科書を詰め込んでいる間、ユキミは目のやり場に困っていた。教室のどこかから、実桜がこちらを見ているという予感がある。
「行こう」
 その声を聞いて、ユキミは早足で歩き出す。教室から出ると、肩に乗っていた背後霊が降りたみたいに呼吸がしやすくなった。
 ユキミと翔子は、並んで歩く。
「カレーを嫌いなやつなんていない」
「私は嫌い」
 ユキミがなんとなく言ってみた実桜の言葉を、翔子はあっさり切り捨てた。なるほど自分もこう言えばよかったのかと、ユキミは今になって思った。
「今日、大変だった」
「何が」
「クラスで浮いてる子がいるのは知ってる?」
「知らない。私かユキミじゃなくて?」
 そう言えば、自分たちも浮いていることになるのだと、ユキミは思い出した。けれど、実桜の浮き方は少し違っている。ユキミたちのように、枠からはみ出してしまうのではない。あの子はまるで、形の合わないパズルのピースのようだ。小さすぎるスペースに無理やり押し込もうとするから、収まりきれずに浮き上がる。
「ううん。矢口実桜。ずっと私に話しかけてきた」
「追い払えばいいのに」
「どうやって?」
「無視」
 それができなくて、ユキミは苦労している。
「無理」
「ユキミはやさしいね」
 やさしいという言葉で軽蔑されたような気がして、ユキミははっとした。けれど、その声に険はなかったから、たいした意味もなく言ったのだろうと結論づける。
 玄関で靴を履きかえて外に出た。ユキミと翔子は同じバス停を使っているから、そこまでは一緒に歩ける。
「まともな返答もしてないのに、何で話を続けてくるんだろう」
「一度でも構えば、ずっとつきまとってくるよ」
「ああ、だからか」
 確かに、心当たりはあった。誰にも相手にされない実桜を、ユキミがさらに追い詰めた気になって、つい会話を続けてしまった。あのときから、実桜の話は止まらなくなった。
 面倒だな、とユキミは思う。話しかけてくる矢口実桜でも、クラスという単位に縛られる高校生活でもなく、余計なことを考えすぎてはっきりと相手を拒絶できない自分の性格が面倒だった。誰に嫌われても、誰を傷つけても何とも思わないような無頓着さがほしかった。
「どうすればいいのかな」
「そっけなくするだけじゃなくて、自分からブロックしなきゃだめだよ」
「それができなくて、困ってる」
 無視や棘のある言葉で人を傷つけることには抵抗があった。たとえそれが必要なときでも、罪悪感が邪魔をする。
「たぶん、そういうのじゃない。たとえば、相手がファッションの話題を振ってきたら、辛亥革命後の服飾の変化について話す」
「え」
「髪を染めたいと言い出したら、染毛剤の成分と染髪の原理を語る」
「そうか。そういうことか。じゃあ、カレーは?」
「カレーこだわるね。嫌いな人はいない、だっけ?」
「そう。そこで生返事をしたのが、最初の過ちだったんだ」
「そうだな。少数派として生きる人の苦悩と障害、とか」
「あ、そういうこと言った」
「素で言っちゃったの」
 翔子に指摘されて、ユキミはやっと自分が筋違いの発言をしていたことに気づいた。あれは他愛のない話で、実桜は決して議論がしたくて話しかけてきたわけではない。実桜だけでなく、ほとんどの女子はそうだろう。話の内容に意味がないのは、ごく自然なことだ。
「鈍ったな、私」
 以前は当たり前だったはずの、人と話す感覚が衰えているようだった。いずれ必要になるであろうこの感覚が、しだいに錆びついて、機能を失ってしまうのではないか。ユキミは人とかかわることができなくなった自分を想像して、静かな焦りを感じた。
「使わなければ、忘れていく。でも、昔できたことはすぐに思い出すよ」
 翔子の言葉に、ユキミを慰めるような色はなかった。ただ自分の経験した事実を語るみたいに、淡々とした調子でそう言った。
 不意に、ユキミの中で、翔子と話したいという思いが頭をもたげた。今になって突然というよりは、少し前から抱いていた感情が、やっと認識できる大きさまで膨らんだという印象だ。
 翔子とは一年以上のつきあいになるが、個人的な話をしたことはほとんどない。それでも、人柄や価値観はにじみ出てくる。そうやって垣間見た翔子の内面は、さらに深く知りたいと思えるほどのものだった。
 意識的に何かを話そうとしたことはない。だから、こんなとき何を言えばいいのかわからなかった。出身中学校も、好きな食べ物も、翔子がいつも聴いている音楽の好みさえ気にしたことはない。ただ、今さらそんなことを聞くほど愚かなこともない。
 そしてユキミは、翔子がときどき学校に背負ってくる楽器ケースに思い至った。
「翔子さ、たまに楽器持って来てるけど、あれ何の楽器?」
「金属性先曲り音響出し器」
「……何それ?」
「サックスは、戦時中そう呼ばれてたんだって。私のエレキベースも、あのころにあったら何て呼ばれてたか。言葉まで規制されるなんて、私だったら窮屈すぎて死んでる」
 とっさには追いつけない方向へ飛んだ翔子の話の途中で、ユキミは自分の質問がブロックされたことに気づいた。しかし、会話を拒否したかったわけではないと、長いつきあいのユキミにはわかる。翔子はただ、したくもない会話を終わらせる方法を、実践して見せただけなのだ。
 だから、ユキミは動揺しなかった。翔子と親密になることを求めて話しかけたのだと、悟られるような態度はとらない。
「確かに、ずっとその調子だったら嫌になりそう」
「でしょうね」
 ユキミと翔子は、周囲との交流を避けたがるという点において似た者同士だった。だから余計な気を使うことがない。用事がないときは挨拶さえしないけれど、困ったことがあると遠慮なく相手を頼り、頼られた方も当然のように力を貸す。
 しかし、それはまるでシーソーの両端に立っているかのような、絶妙なバランスによって成り立っていた。お互い、相手の領域には決して踏み込まない。逆に言えば、どちらかが一歩でも踏み込めば、関係が壊れてしまいそうな危うさがあった。
 ほかには取り立てて話すこともなく、ユキミと翔子はただ並んで歩いた。

「私は少し寄り道」
 バス停の手前で、翔子が言った。どこに行くかは知らないけれど、この道をまっすぐ歩いて行く翔子の背中を、ときどき見かけることがある。
 バス停に着いて、ユキミは立ち止まった。翔子はそのまま行こうとしたけれど、思い出したかのように振り返った。
「そうだ、ユキミ」
「何?」
「矢口実桜を、私のところには来させないでね」
「そんな無茶な。どうしろっていうの」
「群れに戻す」
「群れって……。他に言い方が」
「じゃあ、頑張って」
 颯爽と去る背中を見て、自由な人だな、とユキミはつくづく思った。友達という絆でさえも、翔子を縛ることはできないのだろう。
 ふと曇り空を見上げると、近くでイベントでもあったのか、赤い風船がふわふわと浮かんでいた。そんなはずはないのだけれど、なぜか自分が手放した風船のような気がして、ユキミは空っぽの右手を確かめるように見つめた。
 薄めた墨で塗り潰されたような空に、その風船は吸い込まれていった。

 翌日、教室に着くとすぐに実桜が駆け寄ってきた。
「ユキミちゃん遅いよ。あたし、待ってたんだから」
 それを聞いて、ユキミは倒れそうなほどのめまいを覚えた。すでに実桜の中では、ユキミと実桜はセットになっているようだった。
 このときほど、やさしさと表現される自分の弱さを呪ったことはない。ユキミは昨日の曖昧な態度を深く後悔した。最初から、もっとはっきり突っぱねていれば、どちらの傷も浅く済んだのだ。だが、こうなってしまったら、簡単にはいかない。実桜を自分から引き離すというより、引き千切るような対応が迫られる。
 ユキミはふらふらと自分の席に向かい、カバンを置いた。
「どうしたの。ユキミちゃん、元気ないよ」
 お前が鬱陶しいから、と言ってしまえれば、どれほどいいだろう。しかし、それは同時に、自分をも傷つけることになるのだとユキミはわかっていた。
 翔子のようにはいかなくても、せめて後々の苦しみを恐れない強さがあれば。針の山に滑り込んだ氷の欠片を、素手で掴み出せるほどの勇気があれば、ユキミはこのように悩むこともないのだろう。
 頭を抱えて途方に暮れていたユキミは、こちらに近づいてくる人がいることにも、気づかなかった。ふと気配を感じて顔を上げたときには、翔子がそこにいた。
「カレーが好きなやつなんて、気がしれない」
 口を開くことさえ煩わしく思っているような調子で、翔子が言った。いつもしているイヤホンが、スカートのポケットからのぞいていた。
「えー、何で? カレーおいしいのに」
 その不機嫌を読み取ることもなく、実桜は話しかけられたことを喜ぶかのような明るい声を出した。案の定翔子は眉をひそめて、すっと顔を背ける。
「辛いの、嫌」
「甘口でも?」
 今度はユキミが口をはさんだ。すると翔子は怪訝そうに、そらしていた視線をユキミに向けた。
「甘いカレーがあるの?」
「え?」
 ユキミは茫然として翔子を見つめた。冗談を言っている顔ではない。
 甘口のカレーを知らない。翔子があまりにも普通に言うから、まるでそれが珍しいことではないかのように思えてきて、ユキミは意見を求めるつもりで実桜をうかがい見た。目が合うと、やはり実桜も不思議なものを見たような表情をしていた。
 なんとなくお互い、同じ顔をしているのがわかって、ユキミと実桜は同時に吹き出した。
「翔子ちゃん、まさか! うそでしょ、甘口を知らないって」
 実桜は笑いながらそう言って、ユキミもまた笑いを抑えられなかった。翔子だけが、何がおかしいのかわからないというふうに憮然としていた。
「翔子、ひとりっ子でしょ?」
「そうだけど」
「だからだ。家の味が、辛口のみ」
「それでも、話くらい聞こえてくるでしょ」
 実桜がまだおかしそうに言う。
「イヤホンの弊害だよ、きっと」
 ユキミは翔子のスカートに目をやった。ユキミの視線を追った翔子がポケットからはみ出したイヤホンに気づいて、指先で戻す。それだけで、何も言わなかった。
 ユキミも言葉を止めた。誰も話す人がいないから、実桜は自分が会話を続けるべきかと逡巡しているみたいに見えた。
 ユキミと翔子は軽く視線を合わせる。これ以上話すことなんかなくて、もう終わりでいいよね、という確認のようなものだった。
 しかし、その思いとは裏腹に、ユキミの口から出たのは自分でも意外な言葉だった。
「うちに来ない?」
 翔子に向けてなぜかそう提案したユキミは、今まで踏み出したかった一歩をこらえていたことに、ようやく気がついた。
 翔子は無言で、ユキミに説明を求める。
「子供用の甘口と大人用の辛口、両方作るから」
「あー、あたし行きたい」
 しかし、反応したのは実桜だった。
「やめた。実桜を呼んだら、にぎやかすぎて」
「ちょっと、それどういう意味よ」
 煩わしいことも多いけれど、こういうときだけはいてくれてよかったと思う。ついこぼれてしまった本音を掻き消してくれるような騒がしさが、今はうれしかった。
「行きたいな。ユキミの家」
 つぶやくように、翔子が言った。
「本当に? 来るの? じゃあ今度、カレーの日に」
 予想外の了承には驚いた。けれど、二人のバランスが崩れなかったことに対して、ユキミは安堵していた。
 翔子のことだから、単に甘口のカレーを食べてみたいというだけなのだろう。自分でルーを買って一人分を作るよりは、人の家で味見をした方が手間もかからない。翔子らしい、合理的な判断だと思う。
 ただ、「カレーを食べたい」ではなく「ユキミの家に行きたい」という言葉を翔子が選んだことに、ユキミは手ごたえのようなものを感じていた。
「そのときは、あたしも呼んでよ。絶対だからね」
 そう言って実桜はユキミの手を取った。まだ暑い季節ではないけれど、それでも実桜の手は振りほどきたいほどの熱を持っていた。
 あんたは群れに帰るのよ、と心の中では突き放した。たとえ三人で行動するようになったとしても、ここが実桜にとって居心地のいい場所になることはきっとないのだ。
 実桜をどうしようか、と問いかけるように翔子を見ると、翔子も同じことを考えていたらしく、困ったような顔をユキミに向けた。
「雑用が残ったね」
 翔子の表現がまた酷薄で、ユキミは一人笑みをこぼした。


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