2014年08月05日
授業中は窓の外を見てます 沖合 里歩
精液を飲んだ後にはワインより炭酸水が飲みたくなるの
少年の鼻緒によって開かれたいつもはぴたと閉じられたそこ
初恋の人にゲイだと打ち明けて返った言葉「病的なもの!?」
あこがれるお前はどこに住んでいるあのスカートをめくってみたい
角砂糖つまんだ刹那通る君過ぎるころにはべたべたな指
2mのプレパラートを作ってくれ少年を観察するために
ワイシャツが肩の口までまくられた日焼けの腕にセミが鳴いてる
マジパンを水に溶かして飲む味は精液の味にきっと似ている
登校を見送りながら考える首を絞めたらどんな目するか
鳴り続けるケータイ眠り続ける君におうあざみ生き続ける俺
ろうそくの垂れるザクロを骸骨が食べていいかと聞いてくるので
吹き抜ける風の涼しさ打ち寄せる波の優しさ私は阿修羅
サッカリンの夜は来ようふさふさの雪のベッドに瞳閉じれば
落ちたいと願う自分が怖くって窓枠にぎり街を眺める
少年の鼻緒によって開かれたいつもはぴたと閉じられたそこ
初恋の人にゲイだと打ち明けて返った言葉「病的なもの!?」
あこがれるお前はどこに住んでいるあのスカートをめくってみたい
角砂糖つまんだ刹那通る君過ぎるころにはべたべたな指
2mのプレパラートを作ってくれ少年を観察するために
ワイシャツが肩の口までまくられた日焼けの腕にセミが鳴いてる
マジパンを水に溶かして飲む味は精液の味にきっと似ている
登校を見送りながら考える首を絞めたらどんな目するか
鳴り続けるケータイ眠り続ける君におうあざみ生き続ける俺
ろうそくの垂れるザクロを骸骨が食べていいかと聞いてくるので
吹き抜ける風の涼しさ打ち寄せる波の優しさ私は阿修羅
サッカリンの夜は来ようふさふさの雪のベッドに瞳閉じれば
落ちたいと願う自分が怖くって窓枠にぎり街を眺める
Posted by 金沢大学文芸部 at 10:24│Comments(0)
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